解体工事も順調に進み、骨組みだけになりました!!
外壁は一部既存部分を残す計画でしたが、窓等を撤去してしまうと
外壁部分がほとんど残らず、そこに左官で外壁を作ったとしても
いずれひび割れて雨が入る可能性があったので、外壁を全て撤去することにしました。
解体してみると、「45年前にこの家を建てた大工さん達の技術の痕跡」が見られました。
45年前・・・僕が生まれた年です。
その頃は、団地造成が盛んで住宅がバンバン建っていた頃です。
イメージでは、質より量で建てられた家でしたが、解体して見てみるとその技術に感心しました。
その1つ1つを紹介しますね(^^)/
①継手(つぎて)
2本の木材を1本に繋ぐ技術です。
今では、工場でプレカットして現場に運ばれますが、昔は現地で加工していたんですね。
継手の方法は、沢山あります。まさに大工さんの技術力の賜物です。
②火打ち(ひうち)
柱と梁で建てる木造住宅を「軸組み工法」と言います。
柱と梁で組み立てるので、どうしても横揺れ「地震」に弱いのです。
その為に「水平面」の揺れに対応するために、角々に「火打ち」を設けます。
これで揺れにくくなります
この家には、しっかり火打ちが入っていました。