社長宅のリノベーション物語 23 ~床下湿気対策のトライ&エラー~
2024年10月13日 15:29:00

今回は、床下の話。

今回は、計画して施工したけど、想定外だったのでやめました!という

トライ&エラーの話です。


床下に湿気が溜まると、カビが発生したり、シロアリが集まったりして

木造住宅には良くありません。


今の新築住宅では「ベタ基礎」が多く、コンクリートで地面を覆っている為

湿気が上がることがありません。

しかし、昔の基礎は「布基礎」が多く、建物の外周部と柱が乗る位置にしか基礎がなく

地面はそのままの事が多い。

45年前に建てられた自宅も布基礎で、地面が丸見え!!

湿気が上がりやすい状態でした。


そこで、湿気を防ぐ「防湿シート」を敷くことにしました。

地面が見える部分全体に、防湿シートを敷きました。

これで、湿気対策はOK!と思っていたのですが・・・


雨が降った翌日に現場に寄ると・・・

防湿シートの裏側に水滴がびっしり!!!


確かに、湿気を床下空間に上げずに防いでいましたが、

地面と防湿シートの間に水滴が凄いことになっていました(>_<)


調べてみると、防湿シートは湿気の多い地面には不適切だそうです。

今回のように結露を起こし、そこにカビが発生しやすくなるようです。

カビを発生させないための防湿シートでしたが、逆にカビを発生させてしまう可能性があると知りました。

という事で、今回の防湿シートは「失敗」です。


防湿シートを撤去して、空気が流れやすい床下空間にして、湿気を飛ばす計画にシフトします。