今回は、断熱材について。
住宅において断熱材を入れる場所は
「小屋裏&外壁&床下」です。
外気と室内の間に、断熱材を設置して、外気温を室内に入れにくくします。
「断熱材」について、多くのお客さんが勘違いしている事があります。
それは、「断熱材を入れたら、熱を遮断できる」と思っている方がいます。
実はちょっと違うんです!!
上の話は、「遮熱」です。
断熱材は、「熱を伝える時間をかせぐモノ」なんです。
熱は、ジワジワと伝わっていて、断熱材の性能で、室内に届くまでどれくらい時間がかかるかが異なります。
高性能の断熱材程、熱を伝えにくいという事です。
「遮熱」と「断熱」はちょっと違うんですよ。
断熱材には、種類が沢山ありますので、自宅で使用した断熱材について説明します。
小屋裏(天井裏)には、「ロックウール 155mm」を採用しました。
天井下地の上に、隙間なく敷き込みます。
外壁面には、「ロックウール 100mm」を採用しました。
柱のサイズが105mmなので、柱の奥行目一杯に詰めます。
「ロックウール」とは、鉱物(無機物)を繊維状に加工した断熱材です。
燃えにくく、湿気に強く、防音性に優れています。
ロックウールはビニールに包まれており、室内側には「ビニールの耳」がついており
これを柱に留めることで、室内からの湿気を断熱材に入らないようにします。
2階に設置する断熱材の量↓
床下には、「ポリスチレンフォーム 65mm」を採用しました。
「ポリスチレンフォーム」とは、ポリスチレン樹脂を発泡成形した断熱材のこと。
劣化しにくく、断熱性能を維持してくれます。また、耐水性にも優れています。
しかし、火とシロアリに弱いです。床下なので出火元になりにくいので、火の心配はほとんどありません。
シロアリに関しては、床下に防蟻処理をしているし、築45年の家ですが、シロアリ被害がなかったので、
今後も大丈夫でしょう。
今回の断熱材を設置したことで、暮らしてみてどのくらいの快適性か、
住みながらブログでも報告していこうと思います。
つづく