社長宅のリノベーション物語 28 ~断熱材について~
2024年12月05日 21:51:00

今回は、断熱材について。


住宅において断熱材を入れる場所は

「小屋裏&外壁&床下」です。

外気と室内の間に、断熱材を設置して、外気温を室内に入れにくくします。


「断熱材」について、多くのお客さんが勘違いしている事があります。

それは、「断熱材を入れたら、熱を遮断できる」と思っている方がいます。

実はちょっと違うんです!!

上の話は、「遮熱」です。


断熱材は、「熱を伝える時間をかせぐモノ」なんです。

熱は、ジワジワと伝わっていて、断熱材の性能で、室内に届くまでどれくらい時間がかかるかが異なります。

高性能の断熱材程、熱を伝えにくいという事です。


「遮熱」と「断熱」はちょっと違うんですよ。


断熱材には、種類が沢山ありますので、自宅で使用した断熱材について説明します。


小屋裏(天井裏)には、「ロックウール 155mm」を採用しました。

天井下地の上に、隙間なく敷き込みます。


外壁面には、「ロックウール 100mm」を採用しました。

柱のサイズが105mmなので、柱の奥行目一杯に詰めます。


「ロックウール」とは、鉱物(無機物)を繊維状に加工した断熱材です。

燃えにくく、湿気に強く、防音性に優れています。


ロックウールはビニールに包まれており、室内側には「ビニールの耳」がついており

これを柱に留めることで、室内からの湿気を断熱材に入らないようにします。


2階に設置する断熱材の量↓



床下には、「ポリスチレンフォーム 65mm」を採用しました。

「ポリスチレンフォーム」とは、ポリスチレン樹脂を発泡成形した断熱材のこと。


劣化しにくく、断熱性能を維持してくれます。また、耐水性にも優れています。

しかし、火とシロアリに弱いです。床下なので出火元になりにくいので、火の心配はほとんどありません。

シロアリに関しては、床下に防蟻処理をしているし、築45年の家ですが、シロアリ被害がなかったので、

今後も大丈夫でしょう。


今回の断熱材を設置したことで、暮らしてみてどのくらいの快適性か、

住みながらブログでも報告していこうと思います。


つづく