今回は「経年劣化を楽しむ」について
前回のブログで、外壁に「サイディング」を選んだことを書きました。
サイディングは、劣化しにくい特徴があります。
その為、「綺麗な状態」がずっと続きます。
これは、メンテナンス(塗装)を考えるととても嬉しい事です。
ですが、僕は「経年劣化」も素敵だと思っています。
寺社仏閣もそう!
歴史を刻むことで、風合いが増している。
ヨーロッパの建物は、「歴史=価値」と捉え、古い家に価値を見出しています。
歴史や、風合いは、時間が経過しないと得られないコト。
なので、新築では作れないデザインです。
自宅にも「経年劣化」が進む場所をあえて作りました。
それが、「玄関」と「テラス部の軒天」
経年劣化するもの、それは「木」です。
玄関と軒天には「杉の羽目板」を使いました。
メーカーは、「中本造林」
羽目板には、2つの形があります。
「本実」と「相じゃくり」です。
外部には「相じゃくり」が使用されることが多いです。
しかし、相じゃくりの場合、板の見える所に釘を打って固定する為、釘頭が見えてしまいます。
それが、デザインとして嫌だったので、「本実」にしました。
さらに、雨が入っても抜けるように、本実の一部をカットしました。
(めっちゃ細かい細工です!!)
これで、玄関周りの杉板は、これから先、ちょっとずつ劣化していき風合いを増します。
その姿も、これから楽しみです。
それでは、また!!